※前記事
私は担任の先生に、同級生がいる教室でビンタされました。
「なんで何度も騒ぎを起こしてまわりに迷惑かけんの!」
「イジメられないように努力しないくせに助けを求めるから、いつまでたっても人間扱いされないんだよ!」
担任の先生はヒステリックにさけびながら私を殴り髪をつかんだり、ほっぺが赤くなるまで全力で引っぱられました。
それを見た同級生は、クスクスと声を殺しながら笑ってました。
イジメられている私が全部悪いと、担任の先生が言うせいで、
私は10人以上の男子たちにかこまれて、笑いながら私の髪を引っぱり逃げられないように両手をおさえられて、サンドバッグのように殴られました。
まわりに集まっている同級生の男子たちも、
「いけー、そこだー!」「そうだそうだ、もっとやれー!」と楽しそうな声でさけんでました。
私がしばらく殴られると決まって、
「おまえの顔がブスでムカつくから優しいオレが整形してやるよ」と言って、そのまま顔を何発も殴られました。
そのときの私は、ジャイアンパンチされたのび太とほぼ同じだと思っています。
(ドラえもんに興味ない人すみません)
そしてそれを見た担任の先生は、顔から血が出てる私にこんなことを言いました。
「あなたがイジメられるのは、神さまが与えた試練だからすなおに受け入れなさい」
「争いは何も生まないから、相手に何をされても笑顔で許して仲よくする努力しなさい」
「人を疑ってばかりいると、またイジメられちゃうけとそれでもいいのかな?」
担任の先生は多くの男子たちの前で、私に頭をなでながらキスをして猫なで声で言いました。
少しでも担任の先生を怒らせるとまた殴られるので、私は怖くてイヤだと言えませんでした。
次の日から私は担任の先生と男子たちを怒らせない努力として、毎日笑顔で学校生活を送る事になりました。
当然ですがイジメはなくならず、気づいたらどんなに殴られても血を流していても、抵抗も逃げることもしませんでした。
なぜならそんなことをすれば、また担任の先生が怒ってあの地獄の学級裁判が始まるのですから。
なので私は毎日、
「すみません、もう怒らせたりしません、殴らないでください、手をはなしてください、どうかお許しください」と笑顔であやまってました。
私と男子たちと担任の先生の関係は、コアラと天竜人とほぼ同じだと思っています。
(ワンピースに興味ない人すみません)
担任の先生がクラスのイケニエとして私を選び、私はこんな扱いを受けました。
・クラスの心を1つに団結させるために、イケニエを殴ったりバカにするなどして痛めつける
・正しく美しい世界で多くの人が幸せになるために、価値のない人が犠牲になって当然
・世の中は弱肉強食であり、弱者はこの世からいなくなって当然であり自己責任である
・価値のないイケニエを価値のある存在に変えるために、イジメという試練を与えて成長させてあげる
また担任の先生は、いつも私の頭をなでながらこんなことを言ってました。
「イジメと差別をされない強い人が幸せになる権利があるから、弱いあなたに幸せになる資格はないのよ」
「何の役に立たない不良品のあなたを私が愛情をこめて育てて、みんなに役立てられる命にしてあげてるのよ」
「みんなに役立てられることがそのままあなたの幸せになるから、みんなに感謝される命になる努力をしなさい」
私に人を疑うなとか争いは何も生まないとか、何度も説教しておきながら、
その正しく美しい理想のために、
気に入らない私を一方的に疑って暴力をふるったせいで、今でも精神薬を飲まなければ生きられない体になるまで追いこんだあんたと何が違うんだよという感情しかわきません。
これも小学校に入学してから2年間ほぼ毎日ありました。
当然ですが私はこの人たちのせいで、今でも精神科に通っており精神薬を飲んでいます。
そして今でもフラッシュバックで、担任の先生と男子たちの暴力を何度も思いだし、苦しむ生活を送っています。
たとえ仕事中だろうとフラッシュバックは普通におきるので、おかげで毎日の生活が大変なのは言うまでもありません。
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