※前記事
私が新しく就職した飲食店は、9年前のブラック企業とは真逆のゆったりとした職場でした。
それもそのはず、客が1日に3人から多くて10人しか来ないのですから。
私が1日に働く時間は体調の関係で4時間だけですが、仕事はほぼ何もありませんでした。
あまりに仕事がなさすぎて、毎日事務所を掃除しましたが全部終わってしまい、今度は毎日草かりをしました。
ですが草かりも全部終わってしまい、とうとう仕事が完全に無くなってしまいました。
なので仕事しないで、毎日従業員同士で会話しましたが、こんな事をやっても社長に怒られたことは一度もありません。
なぜなら仕事が何もないせいで、何も指示することができないからです。
なので何も仕事していないのに普通に給料をもらってました。
ですが社長はこの状況を変えようと、少しでもお客さんが来るために、クーポン本を取り入れたという話を聞きました。
クーポン本とは、県内にある多くの飲食店が紹介されていて、700円以上の料理が全部500円で食べられる本です。
その効果がでたのか、お客さんはが少しずつ増えていき、気づいたら昼の営業だけで多い日は100人以上の客が来るようになりました。
ただし仕事が忙しい日が増えると、今度は体調不良を起こす日が増えました。
いくら障がい者枠で働いているとは言え、多くの仕事を同時にこなす作業はあまりにも過酷すぎました。
途中で頭が回らなくなり疲れるので、家に帰ったらすぐにお昼寝する日が増えました。
私は1日にたった4時間しか働いてないのに、ほぼ毎日お昼寝しないと体が持たなくなりました。
私がこうなった原因は、うつ病だと主治医に言われました。
うつ病のあいだは、毎日寝たきりでほとんど何も食べなかったせいで筋肉が小さくなり、体力がなくなったからだと教えてもらいました。
つまりこれは私が生活費のために、8時間働けない体だとも言えます。
なので私は収入を増やすには、不労所得を稼ぐしか道はないと強く思いました。
ただし私はそれを理由に、大きく損したはずの株取引をまた始めてしまいました。
気づいたら合計250万円以上の損をだしました。
このときの私は完全にあせっていました。
私がそこまであせった理由は、
このまま何もしないで定年退職したら、悲惨な老後生活が待っていると知ってしまったからです。
その理由はネットで今と30年前を比べて、日本の平均収入はほとんど増えてないのに、物価と税金だけが上がっているという事実を知ったからです。
つまり収入は少ししか増えていないのに、生活費だけが大きく上がっているという意味です。
身近な例では、消費税が上がったり食品の値段は変わらないのに量が減っているのがいい例です。
なので老後の年金対策をネットで調べると、
「年金を繰り下げ受給しましょう」とか「つみたてNISAを使って投資信託を買いましょう」など、明らかに現実的とは言えない方法しか書いていませんでした。
なぜなら、これらはある程度まとまったお金がなければできないので、収入が少なく貯金が少ししかない私にはハッキリ言って無理です。
しまいには「60才以降も働きましょう」とか「生活水準を下げましょう」とか、正直殺す気かとしか思えない内容もありました。
なので私は、
「不労所得を手に入れることしか生きる道はない」という考えを持ってしまったのです。
なので株取引から別の副業に路線変更したかったのですが、何の副業をすればいいのか全く分かりませんでした。
いくらネットで調べても答えがでなかったので、今度はお金がテーマの本を読んで探そうと思いました。
ただしネットと違い本は有料なので、少しでも安く買うためにフリマアプリでタイトルが気になる本を20冊以上爆買いしました。
もちろん最初からほしかった情報が見つからなかったですが、しばらく本を片っぱしから読んでいたある日、
「お金も学歴も頭の良さも人脈もコネもない、年収200万円の女性がアフィリエイトで大成功した」話が書いてある本を見つけました。
しかもアフィリエイトは10万円程度で始められるので、少ない軍資金で生活費以上のお金を稼げる方法だとも書いてありました。
このとき私は株取引をキッパリやめて、アフィリエイトに路線変更するとようやく強い決心がつきました。
そしてその選択は1人のとある先生に出会い、その後の人生観が大きく変わるとは夢にも思いませんでした。
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